ご使用上の注意

施工実施前にかならずお読みください。

アルポリックをご使用の際の注意事項

  • シルバー系、ヘアライン、メタリック、木目調、石目調は、柄目・色目がありますので、縦横を統一してご使用ください。

  • シルバー系を大量にご使用になる場合は、ロット間で色調差が発生する恐れがありますので、ご発注の際は弊社にご相談ください。

  • アルポリック/fr-RFのような鏡面の製品は大板での映り具合(ゆがみ・明度)の確認をお勧めします。

  • アルポリック/fr-RFは、外部はもちろん、内部でも水分雰囲気のあるところでの使用は避けてください。

  • アルポリックの熱変形温度はポリエチレン単体と比較して高く、約110℃前後です。そのため大きな力がかからず短時間であれば100℃程度の高温にも耐えられます。ただし、実用上、高温雰囲気で長時間使用する場合は最高70℃程度でご使用ください。

アルポリックの加工取り扱いに関する注意事項

  • アルポリックの端部(こぐち)が、アルミニウムを侵す環境(特に海岸部等)では、注意してご使用ください。

  • アルポリックの面材は、アルミニウムであり、湿潤状態で異種金属と接触しますと電位差によって、電食が発生します。接合に使用するリベット・ボルト類は、電食等を考慮し、材質の選定を行ってください。

  • 表面の保護フィルムは直射日光・湿気により劣化し糊残り等の問題をおこす恐れがありますので、乾燥した室内に保管するようにしてください。また施工完了後は速やかにはがしてください。

  • 保護フィルムの上から接着テープやマジックを使用すると、アルポリックの表面にその跡がうつることがありますのでご注意ください。

  • アルミウム−プラスチック複合材ですので、割れにくい素材ですが、衝撃により、打こん・へこみ・エッジの変形が発生する恐れがあります。運搬・保管・加工、および施工時には十分注意してください。

  • アルポリックの切断面は大変危険ですので保護手袋を使うなど取り扱いはできるだけ慎重に行ってください。

  • アルポリックの加工に際しては、アルポリック板(意匠面、裏面とも)、作業台、板置台等から切断、穴あけ等で発生する切粉、チリ、砂等を入念に除去してください。加工時にキズの原因になるばかりでなく、仮置き、積み重ねの際、圧こん(へこみ)、突起(でっぱり)の原因になります。特に艶の高い製品に関しましては、裏面の圧こんが意匠面に影響を及ぼす事があります。

  • アルポリックに塗装する場合、アルポリックは芯材にポリエチレンを使用しておりますので低温焼付硬化型あるあるいは常温型の塗料を使用し、焼付乾燥炉内の温度も均一になる様に注意して、板表面温度90℃以下の温度で焼付け乾燥してください。

  • アルポリックの面材はアルミのため、腐食のメカニズムはアルミ単板と同様に起こります。酸性やアルカリ性の物質(土やモルタル、コンクリート等)とは直接の接触を避けてご使用ください。

  • アルミ樹脂複合板の線膨張係数はアルミと同等です。温度差による膨張・収縮を考慮の上、ご使用ください。特に屋外で使用する場合は、突合せ部や固定部のクリアランスを考慮してください。

  • アルミ樹脂複合板は他の材料と接合・接着すると、それぞれの材料の温度差において伸び縮みし、接着部分にヒケやふくらみが生じることがあります。そのため、接着剤で接着する場合は、弾性の接着剤と両面テープを併用してください。

メンテナンスに関する注意事項

  • アルポリック塗装板は、その表面に付着したごみやほこりを適宜清掃し、除去することによりいつまでも美しい外観を保つ事が出来ます。クリーニングは、柔らかい布で、中性洗剤にて汚れを除去し水洗後乾拭きしてください。

  • 研磨剤クリーナーやスチールウールは使用しないでください。

  • 酸性やアルカリ洗剤および有機溶剤は使用しないでください。アルミの腐食、塗膜のハガレ、艶落ちの原因となります。